うたの一覧 (カテゴリー：全カテゴリー 並び替え：新着順)
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風小僧
長鼻のシラノ・ド・ベルジュラック帽子には二本の輝く孔雀の羽根あり
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只野ハル
痛みは連鎖する痛みは夜に増す痛みが僕を眠れなくする
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只野ハル
動かせぬ半身となり動かれぬ不自由の重さがのしかかる
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灰色猫
満ちてゆく満ちるあなたの月の夜に狼となる私の孤独
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灰色猫
いたずらに上下を定め憎みあう痛みを聞けど止める術なく
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只野ハル
天井を眺め続ける朝昼夜石膏ボードの模様が滲む
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灰色猫
堪へずして知恵の実などを食むごとく蜜の詰まりし梨を味わふ
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灰色猫
Ｉｐｈｏｎｅのアラーム音にこほろぎの鳴き声ありと知りし晩秋
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灰色猫
もし誰も許しあえない世界でさ出会ってたなら許しあえただろうか
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夕夏
じゅうにしのかみはたつのみそのたえとなりしょくたくにのぼるしょくざい
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横井 信
秋風のそっと撫でてく電線で鳴いてる鳥のドラフト会議
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Aquarius
明け方に空が朱色に染まる時おっきな車が静かに止まる
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只野ハル
人骨は脆きものと知るロードバイクの事故で簡単に折れ
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うすべに
ゆく秋のすぐに褪せると知りながら オレンジ色の花をあつめる
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滝川昌之
初結露 外気下がれば薄っすらとベールのように被う秋窓
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夕夏
ふぉーりなーぶんぽうむしのにほんごではなしはつうずわからないかな
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夕夏
いんふれのにぱーせんとのもくひょうはいったいなんのためだったのか
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夕夏
はじめからねんりょうだいをあげてかんげんすればよかったつうぱーに
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夕夏
みのるとはかぎらないえんきょりのこいあなたでなくもいずれはさとる
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千映２
秋晴れの早朝口から突然にカイマナヒラの歌の飛び出す
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