うたの一覧 (カテゴリー：全カテゴリー 並び替え：新着順)
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舞
生きていた季節の記憶をそれぞれに刻んで落ちる枯れ葉いち葉
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Aquarius
いつの日かバーディンガルができるまで野生の鳥に頼るしかない
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Aquarius
鳥死にぬ事務所のガラスにぶつかって金曜日ゆえ不吉な思い
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び わ
これなーに妻の質問小鉢さし私があげた記念の羊羹
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茂作
鼻に三つピアスする子も一禮し 潛る秋空大鳥居の下
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ながさき
「七転び八起き」の言葉 言ひ換へて「九回転び 十回起きる」と
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横井 信
また春に来たいと願う道端の石を拾って窓辺に飾る
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恣翁
埃積む音だにすらむ廃屋の 湿気帯びたる甘酸き匂ひ
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うすべに
陽にきらり枯れ穂の先のあさつゆに あいさつすればもう息白く
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Aquarius
角番で七敗してからやっとこさ正代は本気を出すのだ
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詠み人知らず
リチウムと引き換えに星が涸れゆく人も家畜も草木も死ぬの？
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凌霄花
玄界灘に九州男児の意地掛けて血潮弾ける五尺の土俵
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しきしま
あしひきの山のもみぢにあかねさしくれなゐ勝る秋の夕暮れ
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滝川昌之
澄んだ夜に儚さを増し折れそうな野菊のごとき冬の花火よ
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ななかまど
先人の知恵をたよりに渋柿を吊るしておりぬ小雪近し
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雨夜
あまぎらひ降り來る雨は奏樂す誰にも見えぬ路地の桐の葉
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雨夜
うつそみに摘むは眞夜なす山葡萄こころの底の餓鬼うるほさむ
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只野ハル
次の波早や来るらしその波が並みであればとグラフを見つつ
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Aquarius
最大の敵は味方の顔をしてゆめゆめ油断することなかれ
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へし切
また波が遣って来るのかコロナ禍の 慣れが怖いと不安がつのる
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