うたの一覧
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雨夜
うつそみに摘むは眞夜なす山葡萄こころの底の餓鬼うるほさむ
1
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只野ハル
次の波早や来るらしその波が並みであればとグラフを見つつ
5
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Aquarius
最大の敵は味方の顔をしてゆめゆめ油断することなかれ
1
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へし切
また波が遣って来るのかコロナ禍の 慣れが怖いと不安がつのる
9
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きくゑ
黄金舞うはらはらはらととめどなく 冬の仕度をいそげや急げ
6
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桜田 武
奪還のヘルソンに笑顔溢れる市民の歓喜さあこれからだ
5
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桜田 武
ピアニカ吹く孫の顔見れぬ発表会空耳立てて遠くより想う
9
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桜田 武
ストック頼り多くなる朝散歩いつかは全て補助いる体に
6
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舞
ひと恋う夜 火酒幾く杯か 酔うままに 秘してぞ偲ぶ 名こそ出で来て
7
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詠み人知らず
玄関のかつてにゃんこの特席は彩集まりて花の微笑む
8
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なりあきら
吹く風は 目には見えねど 木の枝で 揺れる紅葉の 色染めてゆく
6
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び わ
秋晴れに背中押されて買い物に妻と手つなぎ小鳥が伴奏
6
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茂作
ふる里のローカル線は存廢の 議論に搖れるガタンゴトンと
13
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詠み人知らず
人と人詰まるところは等価交換 欲が嘘生み娼嫉を呼ぶ
4
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横井 信
真夜中の月のあかりに単線の冬のレールが冷たくひかる
13
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奥月汀
あの夜の涙のようです淡雪が水面にふれて融けてゆく音
5
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詠み人知らず
指先の温みを君に伝えむと水面しずかに水鳥を抱く
8
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KEN
旅に散る 羽根も有りなむ まだ産毛 冬鳥の子ら 川面漂ふ
12
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うすべに
襟たてる 風のにおいが変わってる 枯れ葉ころがす冬のささやき
7
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ななかまど
暮れ早き村のはずれの石仏風化の笑みを湛えておりぬ
13
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