うたの一覧 (カテゴリー：全カテゴリー 並び替え：新着順)
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千映
手に馴染む万年筆の悲鳴聞き同じ型名発注の春
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へし切
暮れなずむ春の夕べの沈丁花かほり懐かし君がおもかげ
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中康
新しき 社会に巣立つ 若人も迎える側も 希望の出会い
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中康
近頃は 三寒四温 変えるべし三寒四暑に デジタル化とす
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茂作
ゆきやなぎ羞ぢらひもちて咲きいでし 春のチャペルの花嫁に似て
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舞
春色を纏いゆく街汚された雪は片隅影のみ白く
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海野 冬雪
老人の介護のイロハ 大便の臭いと処理に慣れること、朝から
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びわ
六二結婚記念旅行する家内も元気 食事楽しみ
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うすべに
マスク越しうんざり眺める春がすみ 追い打ちかける黄砂の予報
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仙人の弟子
乙女らが通り過ぎるよ軽やかに優しき笑顔春を引き寄せ
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夕夏
あれほどにだめよだめだめだめだししいしはあるのかいしばなしかな
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横井 信
またひとつ春が歩みを進めれば若芽の伸びるみどりの垣根
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痴光山
公園の樹の下春陽の抱く子猫 黒毛の目元はいつも泣き顔
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中康
寒さ耐え 明るき陽射し 我が春と沈丁花咲き 姫小菊群れ
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中康
墓参り 隣はたれぞ 知る由も唯新しき 戒名に馳せ
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ななかまど
競い咲きいまは葉のみのクロッカス思い出のなかに人は生きおり
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谷村思亜
花よ花 このわが胸の間隙を 薄紅色で埋め尽くしてよ
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谷村思亜
汝の咲ける事こそ惜しき桜花 この世にひとつ未練があらば
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へし切
可憐にも誰が名付けたイヌフグリ小さな命を野辺に咲かせて
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継海
タブレットかざし泳がす鮒メダカ はしゃぐ園児の故郷の川
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