うたの一覧 (カテゴリー：全カテゴリー 並び替え：新着順)
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睡密堂
今日の日が戦前と呼ばれぬようにずっと戦後でありますように
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うすべに
燈籠のならぶ柱の朱にゆれて ささやく闇に祝詞しみいる
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うすべに
風はまだ北をめざして雲ながす やれやれだねと舗道掃くひと
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滝川昌之
浜の恋いくつ溶かした土用波もう戻れない初夏の色には
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ななかまど
盂蘭盆供花そなえつつ父母の声さがしおり蝉時雨なか
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小林道憲
亡き人の送り火焚かれて 今宵また 手を合わせれば涙こぼるる
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只野ハル
夕立がもうすぐ来そう少しなら濡れてもいいか今日は透けない
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アシタカ
玄関の鍵は閉めずに半年がまだ一歩めを進めずにいる
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草木藍
夏空に響くサイレン終戦日幾千万の悲劇忘れず
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高松 蓮
原爆の 地獄の話を 聞きながら 涼しい部屋で クルーズの支度
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詠み人知らず
想像と 実体験の 少なさに 嘘ではないと 言い聞かせ
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Aquarius
鍵のない自転車軽く盗まれて君悪くないよ話続く？
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へし切
鉛筆が一本あれば僕は書く 「核はいらない 戦争は嫌だ」と
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音蔵 雅秀
温暖化 海水温め台風に 勢い与へ被害増大
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音蔵 雅秀
気のせいや 寒蝉の声日一日と 陰りゆくごと風も涼増し
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音蔵 雅秀
法師蝉 聞くに慣れれば愛おしき 別れ惜しけど秋の気配が
1
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音蔵 雅秀
お盆とて 独り暮らしに変はりなく 供え花生け昔を想う
3
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音蔵 雅秀
供え花 買いに花屋へほぼ全て 売り切れておりあぁ盂蘭盆会
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舞
いつ頃かその背を越えて負うことは出来ずに母は居なくなりけり
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茂作
墓石に水注ぎけり幼子に 亡母の影見るともに來たりて
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