うたの一覧 (カテゴリー：全カテゴリー 並び替え：新着順)
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なりあきら
菜の花が 黄色く染める 河川敷 ここは何処かと 惑わすように
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へし切
春は何処 そんな呟き聞こえくる 寒の戻りの 彼岸の中日
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ゴンちゃん
青垣の木屑の山道ふかふかと松枯れ残す春はおだやか
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ゴンちゃん
まったりに肉球音頭で頬撫でる親父遊べや月三更
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ゴンちゃん
南風ひねもす受けて金木犀心の蔵に匂い残せば
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大獏
酔っては絡み醒めれば素っ気ない君の目覚めと一杯の水
3
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大獏
海風にさざめく波を透し一喉の巨影瞬きを呑む
2
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音蔵 雅秀
口を開け 両手拡げて 風をきく この子一途に 車椅子押す
4
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大獏
珈琲好きが集まる店 空席の予約席に置く淹れ立ての珈琲
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大獏
ひとひらの波紋は消えて水際に気付かぬふりの眼がふたつ
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音蔵 雅秀
郵便の投函されし音聞こゆ いつも駆け足 お疲れまさです
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大獏
小さな鍵と鎖骨をなぞる細い指ラテン語の意味だけくれたひと
3
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音蔵 雅秀
アパートの消火器朽ちて 違反では 数年を経てようよう新設
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音蔵 雅秀
薄白茶 枯れし草むら 鮮やかに 青紫のムスカリ一株
1
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音蔵 雅秀
琴線を震わす声で 魅了する 恋歌似合う 三条正人
1
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夢花火
蕾咲き 色とりどりの 花開く 甘く香れば 腹をくすぐる
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詠み人知らず
縁側で 静かに座る 少女には 曇り空でも 眩しく映り
4
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茂作
清水や異人の集ふみやげ屋の 張り子づくりの虎が首振る
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舞
旗振りて止めた子どもが社会人横断歩道今は会社へ
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び わ
結婚後六一年熱海にてホテルの窓に青き空海
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