うたの一覧 (カテゴリー：全カテゴリー 並び替え：新着順)
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痴光山
ウオーキングさりげなく抜きたる我は 今さりげなく追ひ越されをり
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ななかまど
信号は見たはずだったが身のうちをつらぬくように汗のながるる
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へし切
闇もなほ明かり灯せよ蛍火の通ふ夢路を迷はぬように
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舞
浴衣へと女包まれ夏の夜の美し供物花火の下へ
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び わ
運転の免許更新申請書吾が手に届く覚悟し終う
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茂作
あぶらぜみゐたくな鳴きそ父母は ともに身罷るあの夏の日に
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ＫＥＮ
汗ばみて灯り落とせばまだ熱の籠る宵闇ふはりと浮きぬ
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音蔵 雅秀
双眼鏡 覗かば面差し浮き立たす 揺れる花々 囀る鳥の
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音蔵 雅秀
草むらに スズメが一羽採餌する この炎天下 痩せしスズメが
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音蔵 雅秀
ひばりかと 間違う声の巧み歌 掴み離さぬ天童よしみ
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音蔵 雅秀
鉄棒で 逆転金に 体操男子 団体五人 力合わせて
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音蔵 雅秀
あぁ暑い 言いしそばから また暑い それしか言葉知らぬごとくに
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横井 信
真夜中のなかなか寝れない熱戦にぐっと見とれるテレビの向こう
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兎桃
老いの山見むと開発のぞむ在り同意の出来ぬ吾れもまた居り
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うすべに
西空に沈むさそりの暑い夜 ぼんやり闇に浮かぶ白百合
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海野 冬雪
太陽に焼かれた鉄路と制服や 東に陽炎 西に積乱
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海野 冬雪
太陽に焼かれた鉄路やランドセル 陸に陽炎 空に入道
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杜鵑草
しめやかに夏越の祓へする人は老いも若きもみなつきづきし
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恣翁
残り火の吐ける煙は どす黒く濁れる液の 地を這ふに似て
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只野ハル
真円と言えぬリングを一瞥しケースに納む思い出もまた
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