うたの一覧 (カテゴリー：全カテゴリー 並び替え：新着順)
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継海
白黒の集合写真に娘の歳と名を書き添えた母を偲びて
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兎桃
妻の観るバラエティこそ煩さけれ一人眺むる深夜のビーエス
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夕夏
せいひんのしつのこうじょうせいさんせいのていかがむじゅんりえきどこ
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海野 冬雪
敗戦後、オハラを観た父 灯火は孫が呼べども呼吸があるだけ
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音蔵 雅秀
ふと目覚め 外の明るげ 月光を 期待し覗けど 街灯ともる
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音蔵 雅秀
風速で シャッター降ろすか決めおれど 風向きもあり 悩ましきもの
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音蔵 雅秀
聞かぬ鳥 急ぎ取り出す 双眼鏡 今少し待て 早や姿無し
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音蔵 雅秀
電子レンジ セット時間を間違える 記憶朧に 毎日やるに
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音蔵 雅秀
髭生えて もみあげうなじ伸びるのに 頭髪のみが 生えぬは不思議
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痴光山
短パンとジーパン、長短のポロシャツを 横目に中秋の朝を窺う
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滝川昌之
枯れ葉からドングリボールを拾い上げシマリスたちのラグビーリーグ
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ななかまど
山深き白く濁ったふけの湯の露天の風呂に秋は駆けあし
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松本直哉
陣痛に耐ふるつまの手にぎりをり痛みを分かつすべあらなくに
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トウジさん
金木犀君なき今も芳しく橙色の小花咲かせり
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へし切
さり気なく道辺に笑みて玉すだれ白き花咲く朝の陽だまり
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舞
ビル底に吐息落とせば二三個の泡く浮きゆき夕暮れに消え
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Aquarius
手を抜くと計った様に人がいる神の配剤悪魔の所業
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恣翁
夕空に 雲の不精に居座りて 生暖かき風の吹くなり
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び わ
太陽が雲間に覗き西の空鳶が一羽空をかすめて
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茂作
十月もすがたの見えぬ赤とんぼ 秋を探して何處へ行くや
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