うたの一覧 (カテゴリー：全カテゴリー 並び替え：新着順)
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海野 冬雪
透き通る冬夜の白金いきものを赦さなぬような視線で光臨
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痴光山
ジョウビタキ、目白、セキレイちびたちの 木に地にきびきび春遠からじ
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うぶむ
かたわれをなくしたピアスぶらさげて一本道を彷徨う夜だ
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うぶむ
わたくしがわたしに戻る中継地羽虫飛び交う角のコンビニ
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灰色猫
「今年こそ」去年も言ったセリフこそ新たな年の私の行事
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灰色猫
カインズの電球色の１００Ｗホテルになった気がするトイレ
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灰色猫
ナマステをステマなテスラに注文し運ばれてきた七草の粥
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ななかまど
白嶺が天に吐き出す冬の青 描きたくて描きたくて描く空
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笹舟
凍て風が霜を織りたる白妙の 衣に散らす有明の綺羅
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兎桃
さて今日は何を着込みて何を食ぐ生くる面倒嬉しくもあり
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へし切
夕暮れの街の灯りはほのぼのと君ぞ恋ひしともの思ふらむ
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ひよどりよりこ
食卓に海苔をひろげてはろばろと夜の海の名残りを思う
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ひよどりよりこ
マロニエとマカロニちがい嗅ぎ分ける犬と幼児が溶け合う時間
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ひよどりよりこ
缶が転がる木と木のあいだ鬱という字の上半分にあらずや
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Aquarius
音も無く滑っていってカーリング雪で停まった車同士で
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継海
日陰から伸びる水仙まだ早し細きの茎に花一つ付け
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中康
正月や カレーに納豆 ヨウグルト情緒も風情 めでたさもなし
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茂作
元伊勢と呼ばれし宮に上り來て かへりみすればまほろばの里
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舞
子を乗せたソリ引く母の風物詩やや羨ましくも子に戻りたく
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さかさまぼこ
見納めか火星木星シリウスの視野いっぱいの巨大三角
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