うたの一覧 (カテゴリー：全カテゴリー 並び替え：新着順)
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千野鶴子
シーツ替え座布団替えて毛布出し夏の名残を片付けていく
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波瑠野みち
キミとまた会えるようフワッと祈らん 天は重くない願いを叶えるらし
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舞
鍋を喰う湯気の仄かに立つ先の妻のつぎ来る酒の極楽
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茂作
花惜しむ心もいまだ冷めやらで 紅葉始まるけふの朝寒
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び わ
眼科にて患者の多さ仰天す吾が目正常感謝あるのみ
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西手心黒
したり顔庭を牛耳るどくだみもいまに見ておれ次の連休
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西手心黒
朝に砥ぐ土鍋の米も引き締まり水を加減す寒暖計見て
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夕夏
しょうひしゃのしょうひいよくのかくだいせさくむしょうかいしゅうりさいくる
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Aquarius
地上でも飛行士脳を持つ者は病に近い恋愛依存
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横井 信
長袖のシャツを手に取り外を見る雨降る朝の服装選び
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うすべに
きみどりの公孫樹ふるわす風はもう 芯のあたりで冬ほのめかす
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独独静
憂いなど 無いかの如く 笑う君救われる日も 恨めしき日も
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仙人の弟子
人気なき夜の神社の境内で灯篭の灯り石段に揺れ
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トウジさん
何しとん？混むエレベーターに「待って」ガートル台で駆け込む君は
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夕夏
めんぜいをうけてうんえいしてるらしぜいでうんえいせぬとえぬこく
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滝川昌之
雨の日は雨音を聴け風音をそして自分の本音訊くんだ
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痴光山
陽落つれば即霊界へと暗転し 冷たき土手の秋の夕暮れ
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兎桃
知らぬ間に荒田に生ひし秋桜時節違はず花を開けり
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ななかまど
長雨に圧しこめていた虚しさが記憶の底から不意に騒立つ
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独独静
外に出て 肌を掠める 寒さこそ万人に告ぐ 秋の訪れ
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