うたの一覧 (カテゴリー：全カテゴリー 並び替え：新着順)
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鈴桜
おだしくも流る小川に咲き盛るかげさすところの麗しきこと
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波江究一
来週はもう來ないのといふ娘の前いかなる來世あらむとするや
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鈴桜
やうやうと前の契りよ逃るると思ひしものは夢か現か
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凍
後悔がじゃがいもみたいだったなら 洗って剥いて鍋で煮てやる
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志慧
たくさんの釦やチャックをゴミにして祖母を単語にしてく夕暮れ
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志慧
児戯にしか見えず小鐘を打てずいて好きでもない香のための線香
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天野
そんなもの受け止める気はない僕に必要なのは君の体温
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宙（そら）
眠いのは 春の陽気と 暖房と 静かな部屋で キー叩く音
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どるちぇ
変わらずに切ないものねさよならは髪くしゅくしゅが握手になっても
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天野
傍にいる雨が止むまで朝が来るまで貴方が私に飽きるまで
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諏訪真
そういえば久しく見ぬは黒き虫 この荒れ様で出てくるはずが
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諏訪真
音は身で光は指で捉えると 異なる姿浮かび上がりぬ
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どるちぇ
陽だまりのようなあなたの腕のなか麦藁帽子の匂いがするわ
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諏訪真
痛みさえ感じることも鈍くなり 周りの方がうろたえるほど
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詠み人知らず
明日見ないコンビニ前の若者よ ロンパールーム見て寝てなさい
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詠み人知らず
春の日の傾きてなほ眩しけり 余りあるほど幸も届けよ
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詠み人知らず
傷口を合はせることで癒えるなら 嘘つき同士 落ちるとこまで
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詠み人知らず
裏庭に 恋する猫の姦しく いいねきみらは義理などなくて
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鈴桜
大空の夢を見つつも恐れたる鳥の背を押す友はいらむや
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詠み人知らず
白鳩のはばたくにも似て美しき文字のカルテにあり開放骨折
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