うたの一覧 (カテゴリー：全カテゴリー 並び替え：新着順)
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詠み人知らず
虚ろげな 視線の奥に 潜む影 黒い瞳は 全てを見透かす
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千映２
主張せず楚々と咲きたる車輪梅我が家の歴史そっと眺める
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横井 信
雨を待つ棚田の稲に白鷺の頭は揺れる風のささやき
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へし切
雨の日に 家に籠れば口ずさむ しょうがない 雨の日はしょうがない
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うすべに
のあざみの頭を撫でてたしかめる 近づく夏の青いけしきを
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詠み人知らず
欠けた花 棘を纏い 寄せ付けぬ 血を流し抱く 愛を知る遅さ
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滝川昌之
絶滅の危機に瀕する白熱灯 外の納戸の風前の灯よ
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詠み人知らず
胸叩く 親友訪ね 歓喜する 変わらぬ君に 誉められ照れて
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ななかまど
どの花のどの色見てもチューリップ個性を持ちて個性を競う
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仔柚
何しても許してあげるその代わり私以外を詠わないでね
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時計台
車輪梅 咲き誇れども 詠まる事 無くして過ぐる また一年が
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舞
エルフらの異世界転生キャピキャピと昭和を知らぬ若いキャバ嬢
5
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Aquarius
共通の統一された風景を持たない我ら次元が低い
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び わ
賽銭のお金を忘れ失礼と夕方出直し再度の拝礼
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詠み人知らず
君が好き 短き言葉 引っ掛かり 素直になれぬ なじる指先
8
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ハーコット
誰にでも苛烈に物言うこの人はいつか誰かに刺されはせぬかと
1
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茂作
湯の街の朝を二人で散歩する 雨も微笑む一本の傘
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灰色猫
文明を飲み込む木々に比べれば誰もが弱き若者だろう
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灰色猫
柔らかく雨が削った岩を見て泣いてしまった彫刻家たち
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灰色猫
耳がいい人を紹介してもらう自分の声がこっぱずかしい
5
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