うたの一覧 (カテゴリー：全カテゴリー 並び替え：新着順)
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詠み人知らず
色褪せた写真に映る歌姫のヴィヴィアンウエストウッドの指輪
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詠み人知らず
昨日まで学舎駆けたスカートの白いラインはスタートテープ
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詠み人知らず
天ぷらの衣をひとり剥く夜に成長痛の日日よ再び
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夕夏
いにしえはいろではじまるこいごころいまではあいというごじゅうおん
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彩香
膝の上 子猫の座席 そう決めて その温もりを 宝物とす
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彩香
思い出や 連ねて綴り 青春も 薄れる君の あの言葉さえ
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彩香
入梅の 訪れ感じる 昼下がり 曇天見つめ 明日を占う
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只野ハル
冷奴ペットボトルの和風だしチューブしょうがでウイスキー呑む
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彩香
香水の 想い出なぞる 切なさに 忘れるべきか 血迷う窓辺
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彩香
残春と 流れる雲の 行き先に 異国の友を 想う黄昏
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舞
生きる地を 選べぬものの 逞しくそこここに咲く 名無き野の花
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茂作
こころ無き人にやあるかつばめの巣 拂ひて戻る親鳥哀れ
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Aquarius
容疑者がどう裁かれていったのか興味薄れてほとんど知らず
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び わ
トカさんの水の飲み場を覗き見る水はたっぷり安心をする
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詠み人知らず
午前二時。枕の上を跳んでいく羊が二千匹をこえました
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詠み人知らず
溶けかけのアイスの底のとこよりか多少は固い私の決意
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横井 信
枇杷の実のそっと色づく路地裏にやさしく今日の夕餉の香り
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うすべに
柿の葉のつやのまぶしさ 眼を細めみのりの秋にみがまえる夏
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積 緋露雪
蟷螂の子が服に附きをり鎌上げて唯唯可愛く木陰に放つ
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恣翁
海面は 重油を流しつるごとく 不気味なまでに黒々と凪ぐ
8
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