うたの一覧 (カテゴリー：全カテゴリー 並び替え：新着順)
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積 緋露雪
變はり者と言はれ續けて早六十年このまま驀進するぜよろしく世界
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積 緋露雪
何時までも卯建の上がらぬ吾なれどそのまま死しても構はぬ覺悟あり
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トウジさん
猫パンチ喰らって子犬くりくりと驚いた眼が知る世界観
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蔓葵
夏のあしたはやしにまよふほととぎす鳴きてや漏らす木々のしたつゆ
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うすべに
ゆうぐれのうすい水色吸いとって 花にひろげるあじさいの魔法
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スヌーピー
窓辺より雲の流れを眺めては心躍る広がる青空
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ななかまど
ヨッちゃんと白で占う花びらのマーガレットの遠きときめき
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只野ハル
ジャガイモの収穫案内雨天決行予報は結構降りそうだけど
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只野ハル
午後は晴れ予報信じて洗濯機スタートさせる雨音聞きつつ
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さいおん
見まく欲り 我が待ち恋ひし 宵月は 雲間渡らひ 見ゆるものかも
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滝川昌之
ちょっとでも無理な要求隠し合い三十余年も続いた妻と
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痴光山
畝に並む甘藍は抱く実を抜かれ空しき底に梅雨の玉水
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ユパ
早や藪と茂り始めた茗荷呼ぶ祖父の湯掻いた伸びた素麺
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へし切
桐の花散るや五月の雨ごもり 涼しくかほる初夏の風
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シダ
帰らむと叫びし喉のその赤も今は昔の色と覚えつ
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詠み人知らず
面談でじっと俯くその顔は魔女裁判にかけられたよう
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詠み人知らず
昨晩の胃薬まかせの暴食はやりすぎでした病床の朝
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彩香
ダルくない？ 君がそうして 笑うから 今宵も結果 レトルト頼り
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彩香
夜の道 一人歩けば 虫の聲 微温い風だけ ポッケに詰めて
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舞
「売り家」の看板の陰藤房は花盛り咲くあるじ無くとも
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