うたの一覧 (カテゴリー：全カテゴリー 並び替え：新着順)
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夕夏
らんちゃんがあたまをつけてひるねするぺっとぼとるのわがみずまくら
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音蔵 雅秀
英霊の後顧を憂い散りゆきし その有ればこそ今の太平
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音蔵 雅秀
幼児の吾と目の合い笑いくる 純真無垢な煌めく瞳で
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音蔵 雅秀
優しげな面影浮かび懐かしき 遠き昔の愛しき女性
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音蔵 雅秀
テレビではコロナのコの字も言わずして 人出を煽る番組流す
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音蔵 雅秀
飲み物を施設のわが子に届けれど 会える叶うは二週間先
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雨夜
閉ざされて緑息づく庭園に常夜燈あり螽斯の翅と
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雨夜
あらかねの土の午睡にほろびざるものをおもほゆ炎ゆる長庚
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舞
十和田なる深山の湖に夏の光の澪跡曳きて遊覧の船
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び わ
竜の壁風に吹かれてそよそよと猛暑の庭で元気振りまき
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茂作
夏の日やゴッホの今は居らずとも 竝びて咲ける向日葵の花
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仙人の弟子
猛暑日に 雪の夕立舞ふ景色思ひ描ゐて涼をとるかな
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睡密堂
そういえば命日だなと思い出す遠き日となる共に在った日
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横井 信
蝉時雨 途切れぬ森の風を見てしずかに飛んだ真夏のトンボ
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ぜんまい時計
指掴む蝉を起こせば飛び立ちぬ 草も木も無き ビルの壁間に
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うすべに
涼しげに柳ゆれても鳩と鹿 人だけじゃないミストのまわり
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蓮見ゆう
手づくりのきんとんほころぶ大輪のひまわり 君にもてなす胸は
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滝川昌之
弱ってもまだ生きんとし舗道這う蝉避け曲げる自転車ハンドル
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艸介
日盛に夜が落した残月を グラスへひとつ転がしてみる
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小林道憲
青になる黄断歩道 わが孫に 腰なおかがみて 手を引かれゆく
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