うたの一覧 (カテゴリー：全カテゴリー 並び替え：新着順)
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洩矢転石
新しい文字も言葉も感覚もいらない きみがそばにいるなら
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洩矢転石
何時間 鏡の前にたっててもきみの見ているぼくじゃないんだ
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可不可
ぼんやり見あげる秋か冬の空へ 手ばなす風船みたいな脳髄
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滝川昌之
裏木戸が軋んだような囀りは明けの冷え込み嘆いた鳥か
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千野鶴子
戯れに君が拾いし手の中の朝を切り取ったような葉の色
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詠み人知らず
猫バスが連なり通り過ぎまして私のイロを探してくれる
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詠み人知らず
立ち上げた髪が邪魔ですお父さん廓話に身が入らない
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詠み人知らず
悩んではいないはずだが不眠症苦髪楽爪口唇ヘルペス
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もみじ☆彡
木枯らしに 吹き散らされし わくらばの 寄る辺なきさま 恋の末とぞ
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コタロー
師走なり晴れた休日人々は松の手入れや落ち葉を掃きぬ
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コタロー
川面上白鷺飛べば黒鷺が後追ふやうに飛んで行くなり
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コタロー
千羽鶴祀つてありし野佛に誰かの愛が花を供へる
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コタロー
冬晴や立ち話する御主人の側を離れぬ二疋の子猫
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コタロー
さまざまな匂ひ溢るる冬の道犬の鼻先リードを伸ばす
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リクシアナ
独りよりなお寂しきは恋の夜そい寝の夢に降る冬の雨
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橋本弘行
リハビリに挑む姿は何のため目的なんてないんだね
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煩悩
髪の毛の先まで痛んでしまったらツインテールは正義になれない
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城南
霞食ひ巌に臥せる僊人は如何なるあはれに歌を詠むらん
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舞
気がつけばこんな遠くへ来たんだねこれから先もふたりでラッタッタ
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夕夏
われもこうはなのいのちはみじかくてかなしきおもいはらすめんとも
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