うたの一覧 (カテゴリー：全カテゴリー 並び替え：新着順)
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洩矢転石
悲しみと孤独と苦悩と諦めと。ぼくには何も、何も出来ない
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つちだゆういち
あの時の真の思い伝えたく君を想いて和歌を詠みたる
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洩矢転石
紫陽花を一緒に見ていたぼくたちは言葉に頼り過ぎてしまった
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つゆふみ
その柵を超えて誰かものでない地に立ち入れば 廣がる甘味
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つゆふみ
知つてるよ それぢやないそれではないの名札の陰に隱されたボク
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可不可
短かくて薄ぺらくてチラ見えて 雨にも汗にも負けるな 夏服
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滝川昌之
風が告ぐ雨季の近さはＹシャツの張り付く腕の汗に紛れる
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ななかまど
川明かりとぎれとぎれに夕河鹿きく耳澄みて闇すすみおり
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彼岸花
物言わぬ 君が涙を 背で受けて 我は望まん 桜花連れ舞
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コタロー
炎天と空腹さへも凌げずに黒い烏はトボトボ歩く
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コタロー
洋犬のスラリとしたる體型がドッグランにて品良く歩く
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彼岸花
空蝉の 世に隠れての 逢瀬こそ ただ悲しみに 暮れる涙か
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彼岸花
夏空の 月の火影に 背を想ひ ひとつ枕に 落つる涙か
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彼岸花
ひっそりと 忍ばざる恋 恨んでも 思ひは向こふ 彼の人の元
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詠み人知らず
眺めゐる夕日の植田に白鷺の舞ひ降る影のすがた麗し
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西村 由佳里
夕方の空気を部屋に取り入れて大事な絵本の扉を閉じる
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コタロー
炎晝の池を歩けば聞こえ來る昭和歌謠のラジオ放送
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コタロー
御近所の犬が懷ゐてペロペロと吾の手を舐めて身體すり寄せ
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コタロー
泳ぎ來る龜の數多や池の橋餌を持てども救へぬ命
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煩悩
鐘がやむまでに急いで穴を掘れウサギが巣穴を失う前に
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