うたの一覧 (カテゴリー：全カテゴリー 並び替え：新着順)
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コタロー
梅雨一日窓は叩かれ濡らされて聞こえてくるはショパンの調べ
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吉野 鮎
耳もとの汝が囁きに月來香蕾ほどきつ眞白かほらす
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吉野 鮎
忍ばせて心抱きしむ十七夜宵待草の露ぬらす影
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吉野 鮎
殘されしカギ三日月の顎にかけ迷へる羊とひと夜かも寢む
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吉野 鮎
野薊の棘ある花のむらさきを雨粒の虹うつしつ零れ
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行宮偏（仮之名）
風あるも蒸し暑き棚曇り この降る降らぬにぞ浜は呼ぶべし
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つゆふみ
おおおおお 放射能だぞ おおおおお！遊んでたんだ おはかつくって
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つゆふみ
棚の奥眠るガイガーカウンター測るのやめた つらくなるから
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煩悩
森を食うお話ですよあまりにも悲しみすぎて花も咲かない
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夕夏
水槽のお宅の金魚海原に生きられないが塩水浴で
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夕夏
おもらいさんがいちえんじゃうえじにもねっとつうしんおくまんちょうじゃ
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夕夏
こんぷらいあんすのかけたけいかくでりょうきんきめてわらいとまらず
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舞
幾日か部屋を照らせる特売のわが家に似合うくたびれた花
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柳井サラ
布良星の見えぬ国の道交法「青信号デモ渡ルべカラズ」
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び わ
家内言うしっかりしてねとお見送りどうにかなるか神におまかせ
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ＫＥＮ
降り仕切る さみだれと共 夜明かせば 外は藍色 時巡るかな
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聴雨
月の香と茶せんとほしの音のみの無といふ贅の静寂の中
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聴雨
朝まだきひがしの窓に雨を聞き硯の海にみずをたたへむ
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聴雨
雨だれの庭に咲きたるいちりんの十薬手折り花入に挿す
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夕夏
めいわくめーるにびんじょうできょうどうせいはんさくしゅしらじらと
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