うたの一覧 (カテゴリー：全カテゴリー 並び替え：新着順)
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へし切
梅雨に入り田植えも終えて畔道の片葉も白き半夏生かな
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ＫＥＮ
菩提樹の 花の一片 絲に止め 何を悟らむ 蝶を待つ蜘蛛
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夕夏
しちがつふつかにいにいぜみとひぐらしがおなじひにないたよことし
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詠み人知らず
壁のうえ脚をブラブラさせている「あなたはいつも眺めるだけね」
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青き銀椀
風受けて身に沁むことを歌にして先に秋へと入る心地すれ
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横井 信
今日もまた降り出す雨に傘さして足取り重く開いたトビラ
10
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神樂
夏夜空 見上げてみると星々が 私を見据ゑ 輝き給ふ
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詠み人知らず
人知れず 消える背中を見送って 続く私もまた 消えていく
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うすべに
いにしえの恋もうらみも夢のよう 真神原を青嵐わたる
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つばす
田んぼに蛙の独唱高らかに 嫁捜し歌歌っている
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幸子
照らされて消えゆくまでのまたとなき金剛石よ芋の葉の露
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洩矢転石
帰り道広瀬橋から川面見て「こいじゃないか」ときみを誘う
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松本直哉
きみがためサラドをつくる夏の宵来世は女に生まれかはらむ
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可不可
パァよりグゥ好きな私のメリケンサック 貴方の軍手に包んで封印
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滝川昌之
短冊に願いを込めたキラキラの子らの瞳を天（そら）は映せよ
19
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灰色猫
朝露が一粒土に帰るよう我らもやがて死にゆく定め
21
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西村 由佳里
あきらめずうまずたゆまずどりょくする難しすぎてうまく読めない
5
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煩悩
鍵束を鳴らして歩くまだ若きグリーンマイルの看守の憂鬱
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舞
妻摘みし野の紫陽花の硬き芽の解くにや遅き北半夏生
5
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び わ
娘等の元気な日々を想いおり贈られしメロンじっと眺めて
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