うたの一覧 (カテゴリー：全カテゴリー 並び替え：新着順)
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樟明子
藍色の薄き花びら朝顏の一齊に咲く涼やかな刻
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ななかまど
小さきより走る電車の箱の数かぞえてしまうわれのクセなり
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寝惚亭奥地新吾
熊蝉の飽くなき声に包まれて昼日中読む「古今和歌集」
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艸介
白日の 烈火をおそれ綱渡 翳躍りたる 夏の径を
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弥栄成就
人の世の 心を映す 天気かな 中庸忘れ 極端に走る
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可不可
こんなにも静かな君は初めてで 何きりだすか 耳ふさぎたい
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みのる
三十一文字のほんのちひさな噐にて いま、ここ、わたしのひとひら掬ふ
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丑之助
台湾で鳴るるはずなき呼び出音大きく響き心止まりぬ
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丑之助
毎日の小さな日々が重なってやがて大きな決壊になるらん
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丑之助
駅ピアノ素人が弾くだけの番組を見ていて心温もるのはなぜ
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丑之助
何事も楽しいことなく夜三時パソコンの動かぬ画面に向かっている
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丑之助
一時間ごと通うトイレの一輪のコップに挿す百合だんだんと咲く
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キタキツネ
突然の豪雨にやられびしょ濡れにかわす場もなく濡れて参ろう
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舞
夏の日に友と泳いだ空色の水の溢れる川を探しに
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水紫
夏休みあること忘れ日々授業もとより休みはお盆の時だけ
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名鈴
葉月でも 休みにならぬ 学び舎へ 修行者の顔で 通ふ子どもら
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夕夏
なにもせぬよりかいかくはいいわけでちゃんねるかえてちじょうへとあみ
2
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夕夏
けいやくのじゆうはないというさいばんしょどくさいこっかさんけんし
1
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夕夏
けいやくのじゆうをはきしごうけんとおうせいなりしちょうしゅうこっか
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び わ
協調があるべき道と理解せず対立起こし風吹きすさぶ
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