うたの一覧 (カテゴリー：全カテゴリー 並び替え：新着順)
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さえね
ほうろうのちさき鍋にて柚子ジャムを煮詰める朝よ 永遠となれ
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トウジさん
秋気配暑気を連れ去る叢時雨地震さめやらぬ能登に仇なす
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恣翁
秋驟雨 窓に広ごる景色をし 淋しき色に濡らしゆくめり
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へし切
お供えのおはぎを一緒に頂こう君におねだり今日はお彼岸
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芳立
夏すぎて残る暑さにあきたるもさりと西より喚びたまふころ
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アガサ
暑気に鬱ぎ 月観る気持ちも失せし夜は 夢路を照らす中秋の月
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舞
オホーツク蹴り来る波の穏やかに昏き海より秋は来にけり
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海野 冬雪
限界と指摘される集落に紅きハイビスカスの生垣
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ながさき
皆が知る「暑さ寒さも彼岸まで」 見事に当たる 先人の知恵
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茂作
久しぶり男やもめの友訪へば 酒は絶つとて茶立てて迎ふ
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び わ
植物に夕方たっぷり水を撒く草木喜び元気になびく
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夕夏
あいというかんじつかめばいとおしきかなしくもありいとおしくもなし
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音蔵 雅秀
気まぐれに そっと入る風肌寒し 曇天なれど やっと金風
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音蔵 雅秀
タオルケット掛けねば朝方 寒気来る 季節もやっと秋に舵切る
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音蔵 雅秀
夕されば秋虫総出のオーケストラ 聞きついつしか微睡の中
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音蔵 雅秀
風抱く温みが涼超え 肌寒し やっと迎えし 秋は速歩
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音蔵 雅秀
ツクツクの声聞こえ来ぬ ようやっと 秋入り初むに 猛暑に尽くや
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横井 信
耕した土が渇いて帽子から流れる汗のそっと染み込む
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仙人の弟子
雨降りて窓からそよぐ涼風に香る草木の芳しき息
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うすべに
彼の岸の鐘の余韻のひがんばな 墓参のあしどり追いかけ揺れる
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