うたの一覧 (カテゴリー：全カテゴリー 並び替え：新着順)
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音弥
むら消えの雪の下枝に温み取り猫は背中に浴びる冬麗
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詠み人知らず
いさぎよく 諦める癖 直したい 執着を しないと誓える
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桃山
寒中の冷えた空気はカンキンコンカ行の音して乾ききってる
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はるのかおり
爪先は冷えているのに赤らんで靴に恋したみたいな霜焼け
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葛城
去年の夏の皮の固かる茄子漬けをやをら食むなり朝鬻に添へ
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水紫
窓隠す階下の屋根に積もる雪かまくらみたいな部屋に灯す火
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水紫
雪降れど台風来れど授業あるそんな学校大雪で休み
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名鈴
子を生せば 予ねて告げける 罪の報い 凌じあたはぬ 雪女かな
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び わ
居酒屋を経営息子連絡を待つこと多し不安を抱き
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舞
花柄の長靴はいた女の子母曳く橇に歌うパプリカ
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シダ
吹くからにゆきてふ白の舞ひけるはなどはかなきやあてもしらまじ
1
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シダ
めでたきは遠きかにこそ花ならめ我が身のうめばをるよしぞなき
1
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シダ
よる辺なく這ひぬうら葉に置く霜のつゆと消えては花も知らまじ
1
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武蔵野
鴨が鳴く川の動きに身をまかせ家族で泳ぐ今日はどこまで
3
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武蔵野
成人のいちいちいちと詠み上げる天覽山のお酒を交はす
2
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武蔵野
コロナ禍の川原にでたら白鷺が自由に泳ぐ冬の夕暮れ
3
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武蔵野
靜けさや川の流れに身を任せ八高線の音鳴り響く
1
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武蔵野
駒とめて袖うちはらふかげもなし越乃わたりの雪の夕暮れ
2
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灰色猫
音速を突破できない僕らには音の速さの歌声がある
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灰色猫
微睡みて君を想はば孤独なる深海海月の燃ゆる夢見る
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