うたの一覧 (カテゴリー：全カテゴリー 並び替え：新着順)
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吉野 鮎
遺されし戀は燠火の妖火なれ雪積む夜の無音に籠る
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吉野 鮎
たほやかに異端諾ふ愛しみを汝と歩む蹊 雪あかりして
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武蔵野
飯能の圖書館來たり詩を讀み詩の世界はおもむきふかし
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武蔵野
アナログのレコード針を落とすときその靜寂が温もりを生む
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武蔵野
聖テレサ愛と平和に盡力し今も永遠語り繼がれる
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ＫＥＮ
明王の 眞言見るや 不動瀧 蒼き焔の 如く凍てつき
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横井 信
ベランダにみぞれまじりの雨の降る暗い朝でも暦はすすむ
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わかばみち
結婚し生きやすくなる現実におかしな世だとふつふつ怒りが
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詠み人知らず
青空の 向こう側では 苦しまず 笑う友人 見える気がした
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朔夜
二十四の恋ははじけたシャボン玉姿かたちも思い出せない
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さいおん
沫雪尓 通難波 夙而尓 迎尓往波 吾乃喜
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鳥の詩
すれ違う口約束ばかりだね今夜も君をまた好きになる
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可不可
ドカ雪は人に背負はせ 東京は見えないコロナの数だけ数へ
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詠み人知らず
探してた こんな服がね 欲しかった 彼がプレゼント ずっと大切
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谷村思亜
爆弾を 飲み込んだように苦しくて 曇りガラスを引っかいている
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さいおん
沫雪波 行莫々 雖彷徨 謹不知波 其行方鴨
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さいおん
去年波不見 斑々乃 沫雪乃 布里往吾波 幾歳見奈牟
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滝川昌之
氷雨とて嗄声のごとき裸木の枝擦れの音の一つも抑え
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ひめくり
二十時に閉じねばならぬビストロの灯消すまじと昼時通う
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ひめくり
この年もマンモグラフの前に立つ肌緩みゆき痛み減りゆく
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