うたの一覧 (カテゴリー：全カテゴリー 並び替え：新着順)
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詠み人知らず
散歩道 途中見つめる 壺の中 まるまる太った 金魚三匹
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さいおん
ひさかたの 春の長雨に 濡る花の 散りゆく末を 待つばかりかも
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艸介
底知れずただ虚ろなるこの空に 蓋してしまえ いとしこの雲
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艸介
既知にありて未知の闇たる「夢」なるは 今宵も出でて吾を苛む
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朔夜
この命先は長いか短いかわからないけど今は笑うよ
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へし切
ひと盛りありなば散らむもろともに花もはかなし人もはかなし
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橘
価値観は趣味は思想は学歴はそれらが俄かに気になる来客
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芳立
世のなかは禍ながらはなぐはし桜のもとに集はるるかな
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名鈴
絵を見ては心に浮かぶその様子 己が内なる鏡の影ぞ
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詠み人知らず
春風に 吹かれて温い 雨の跡 桜は散りし 次を待つ蕾
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詠み人知らず
少し寝て 汗かき起きて また眠る 疲れがとれず 春雨が降る
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ガビー
霊園に遺影を訪ね報告す 新しき犬家に来たこと
4
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ガビー
商品の棚を巡りて見え隠れ カート押したる母の幻影
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桃山
棲みかより漂い出るは何のためダイオウイカの又捕獲さる
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千草
世には世の事情がありてそれぞれに欲得があり正しさがあり
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秋日好
たいやきのおどけた顔が懐かしいぬくもりくれるお腹の餡も
0
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秋日好
ゆるゆると押し戻されて日常は心置き去り冬も置き去り
10
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舞
下の世話ともに頼むと言い交わしたがいに嫌だと夫婦善哉
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び わ
ご馳走を家内なけなし小遣いで結婚記念五十八年
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アガサ
政治家は 恥の文化を忘れ去り 利権と保身に 粉骨砕身
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