うたの一覧 (カテゴリー：全カテゴリー 並び替え：新着順)
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へし切
のこりなく散らば散らなむ櫻花 憂き世に思ひ置くこともなし
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音弥
空間を除菌するとて噴霧するその空気こそ害にならぬか
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千野鶴子
下駄箱に重いブーツをしまいこみスニーカーで外へ駆けていく春
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名鈴
相添ひてこの花あの花もてあそぶ 我ら離れぬ番の鳥かな
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桃山
散り敷いて和柄広げる花の跡をただ珍しくただ美しと見る
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つきの
のびやかに 奥の山にぞ 春匂う 咲くやこの花 誰知らずとも
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舞
色なくて過ぎゆく日々も秘めて咲くあなたの名なる花の一輪
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葛城
荒き風にえ耐へず落つと見し花は食ひ千切りたる鳥の業とや
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び わ
雨が降る庭の草花ちじこまり吾重ね着し花冷えしのぐ
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谷村思亜
花よ花 豊かに満つるこの刻は 焦がれ続けた夢のまた夢
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谷村思亜
厳かに一刻咲けるは桜花 その花色の愛しき事よ
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谷村思亜
汝が思い 誰ぞ知ろうか桜花 満ちて満ちるは至善の思い
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谷村思亜
薄紅の夢見るようなその色は さくらさくらやさしすぎるよ
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谷村思亜
花満つる 春ごとに起きるこの奇跡 桜よ桜どこにも行くな
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千映２
滑り良い万年筆が吾の気持ち放ってくれるおちょぼ口して
6
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横井 信
タンポポの一面に咲くあぜ道へ風の運んだレールの響き
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詠み人知らず
春らしい 桜餅を 食べたくて 和菓子屋さんに 今度行こうよ
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詠み人知らず
節約も 兼ねた二人風呂 お湯熱く ゆであがる前 せえのであがる
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橘
掘りたてのふっくら筍ワカタケ煮近づきたいのは祖母のこの味
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ひらりや
桜咲くこぼれ踏まれて無惨なる顧みられぬ花弁こそ国民
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