うたの一覧 (カテゴリー：全カテゴリー 並び替え：新着順)
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兎桃
眼の内にゴミの幾つか飛び居りて歳取れること改めて知る
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茶色
うろこ雲広がる空を眺めれば冷たき風に潜む秋声
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海野 冬雪
お出掛けに一枚足すかな引こうかな朝だけ降る秋雨ならば
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硝子
秋の往く刹那のうちに流るるはかぞへもやらず飽きし雨音
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茶色
膝に乗る猫をなでれば憂さも晴れまた頑張れるやる気湧き立つ
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夕夏
じみんとうりっけんみんしゅあわせればさんぶんのにでへんかのきざし
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滝川昌之
乾いてく空気の中で弾くのならアルペジオがいい秋のギターは
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痴光山
出盛りの柿一個が百五拾八円 二個を謹みて手に独居老
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ななかまど
餌を前にひかりを浴びて立つときの蟷螂の鎌はサーベルに似る
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トウジさん
「ありがとう」君に礼拝するたびに悔いや謝罪や憤りやら
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Aquarius
あの時はそれしか脳に浮かばない後悔してもしょうがないけど
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夕夏
よじょうきんどこにあるんだそんなものきんゆうしじょうだけにながるる
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夕夏
こくみんがまねーげーむにあけくれるせいさんせいはそこにあるのか
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松本直哉
乳と蜜ながるるところといはれたるカナンの地いま血潮ながるる
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へし切
憂ふるは政治に薄き関心で投票率に見え分く将来
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茂作
穩やかに暮れてゆきたき我が身かな 赤い夕陽が傾くやうに
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彫出 画
東京の 雑踏のなか声を聞く ともだちほしいか恋人欲しいか
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彫出 画
秋の宵 寂しがりやの蜻蛉がふらり ぷいと離れて残る夕焼け
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舞
紅葉のライトアップの並木道恋人たちは肩よせ歩む
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び わ
手話囲碁と短歌楽しむこと多し片や病院通うも増えて
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