うたの一覧 (カテゴリー：全カテゴリー 並び替え：新着順)
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詠み人知らず
青梅の 果実の落ちし 散歩道 今年も漬ける 梅を取り寄せ
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へし切
吹き渡る風に憧れ 吾恋ひぬ ひこうき雲は君への思ひ
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詠み人知らず
神に祈り シスターの弾く オルガンに 大人になれど続く 小さな祈り
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坩堝
赤い月心狂わすそのひかり逃げる安珍追うぞ清姫
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卯月
しらたまよ天竺までも飛んでゆけ みーこ、みーこ、と舞い上がる鳥
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音弥
久々の家電量販店で見るツヤピカ品に目の正月をさす
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ＫＥＮ
次ひ咲き 次ひ散る哉 秋の萩 次ひ次ひの 風の隨に
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名鈴
返さへば 我が事ばかり 語りけり 君が情けの 笑みに甘えて
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桃山
夢のうちに通り過ぎしか夜の雨朝風湿る初秋のころ
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ひげじぃ
蝉声の日暮し門の参道の段踏み留むる青紅葉かな
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ひげじぃ
夕さりて蜩しみる柞原の参道はるか大太鼓鳴る
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緒川みるな
三度目の 地獄の沙汰も これまでと 三途の川に 咲く地獄花
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葛城
同じ日々同じ暮らしを繰り返し老ゐて去り行くそれが人生
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恣翁
夜更くるを蒸せば 蚊を追ふ団扇にて風を入るるも 寝返りを打つ
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舞
ひと夏と移ろいてゆく満天の星のなかにも紅きさそり座
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び わ
買物の家内手伝いドライブす車運転注意重ねて
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みっさん
夕顏の大きく開き入院の夫に見せなば喜ぶらむに
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みっさん
終日を居間に過ごしし夫なれば入院の今幻坐れる
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茂作
炎節の蛇口に漏れる水の音僅かばかりの秋を知らせり
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つばす
呑みたい時 「俺はアル中じゃない」 三度唱えて 言葉をごくりと
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