うたの一覧 (カテゴリー：全カテゴリー 並び替え：新着順)
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音波
思い出は熱海の夏の幼さとデンジブルーの首の長さと
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赤橙黄緑
この坂を登ったあの日も笑ってた今とは違う人の隣で
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ゆら
踏みにじって壊して。それがあなたの優しさならば、過去さえ。
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佐々一竹
いにしえの島津を知りし館かな桜島をも借景として
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佐々一竹
火の消えし窯の煙突見上げたり或る若者の死を悼むため
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佐々一竹
鉄路果て海とのはざま門司港という名の駅舎たたずみにけり
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紺
木漏れ日はするりと肌に触れてゆくほどけし髪のやわらかさかな
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笑能子
茄子揚げて味噌を絡めて夕餉とす刻一刻と盛夏の匂い
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銀ねず
真夜中のメールは男友だちの「ペパポピ言ってるＣＭウザい」
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詩月恵
泣きたくてかじった檸檬 沁みる夜 心がひりり いたい あいたい
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東大寺
霧雨に 煙るお堂の 鮮やかな 朱色の壁に 和服の女
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美紗
七月を ひちがつと言う 人が居て なながつと言う 人も居るのね
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那珂由比
遠回りしてきたような道に自ら引いた白線踏み切って跳ぶ
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赤橙黄緑
ひとりきりお茶するカフェのんびりと煙草三本吸ってからでる
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赤橙黄緑
飴を買いパン屋に寄ってふらふらとさまよう見馴れぬ街をひとり
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月光
純粋な 愛など無いと 言うあなた ほんとにそうね あなたが見本
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まるたまる
今更のリップスライム熱帯夜耳の路地からどくどく入る
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月光
あの日から 時計が止まった ままの母 父亡き夏の 暑さひとしお
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赤橙黄緑
霧雨がなかなかやんでくれなくて出かける準備仕方なくする
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まるたまる
雨なのか曇りなのだか探るより陽の差す方に歩いていこう
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