うたの一覧 (カテゴリー：全カテゴリー 並び替え：新着順)
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水煙
夏蟻が引きずり運ぶ塵ほどに重くありたし我が言葉よ
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詠み人知らず
「そう肩の力を抜いて」と目一杯肩ひじ張って声上げていた
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千紘
肩並べ空いっぱいの花火より君の横顔 見つめていた
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詠み人知らず
あたしって頼りになるとかオトナとか思ってたことが間違いだった
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詩月恵
ベッドから落ちないように抱きしめてくれた腕だけ戻って欲しい
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水煙
頬に手を当て眠ったふりの間に時過ぎ去って 駅 無くなった
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Kantの娘
幾億年繰り返しゆく不可逆の瞬く程の時間刻みて
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たんぽぽすずめ。
買い溜めた服を捨て去り歩き出す時の覚悟を いざ忘れまじ
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Kantの娘
日食のほんの隙間にひかりてふ昼の星空期待するなり
1
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水煙
物陰に隠れ大声携帯で伝わらぬ事伝えたつもり
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鹿男あほでよし
いつからだ？ 羽毛ぶとんをぎゅううっと抱きしめて寝るくせがついてる
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あまいりょう
わたくしの右脳が愛する人のことを心臓側が密かに拒む
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うにうに
四角から三角になる まん丸を目指して駆けた男の体
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あまいりょう
楽しげな鼻歌までも嘘にする耳が 切っても切っても生える
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浅草大将
血早振る宇治の逢瀬を先駆けて人を渡さぬ住吉の神
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楓
朝やけの空をみつけてほっとする夜中の仕事もうすぐ終わる
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やすむ
平然と踊り食いする要領か気づかぬうちに貴方の虜
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浅草大将
終りなく品のなければ甲斐もなき人の性見は為るがにむさし
7
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やすむ
天窓の雨音烈し暗闇で平泳ぎする夏蒲団かな
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あまいりょう
月が陽を喰らうあいだに吐きだしてしまおう腹に棲みついた蜘蛛
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