うたの一覧 (カテゴリー：全カテゴリー 並び替え：新着順)
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詠み人知らず
彦星は二日前から身支度に忙しかろう爪を切り擦り切れるほど体磨きて
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紫苑
雲が飛び日射しさえぎり小雨ふる逢瀬にこころ波立つごとく
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瀬波麻人
一年に一日だけとまた私 私に言い訳ゆるしてしまう
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詠み人知らず
いちねんにいちどをじっと待てるほど人を愛することができない
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詠み人知らず
朝顔のやさしい円を見つけても伝える人は見つけられない
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詠み人知らず
あなたが自覚する前に気付いてたあなたはあのヒトが好きだって
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ひの
織姫の落とした星の一粒を分けてもらって今日会いに行く
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詠み人知らず
コンペイトウ 過去の偉功に集う船 悪夢の光よ時代を開け
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詠み人知らず
私の原材料は血と肉と骨と２リットルの下心
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詠み人知らず
いましばし草を食めよとふみありて苦き笑ひを噛み殺す夜
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音波
式場は九月に空くと聞かされて休符のような同棲ふたり
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詠み人知らず
とりあえず「とりあえず」って言うなよと、一先ず自分に言い聞かす夜
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詠み人知らず
なにかしら文句を言わなきゃ気が済まない 邪魔な存在パートのおばさん
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向日葵
失恋は新たな恋で消去可能だったはずなの 君に逢うまで
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詠み人知らず
感動を伝えようとし「すごい」と言い「すごい」事しか伝わらずにいる。
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笑能子
星はただ静かに流るばかりなり静かに乳の凝りとなりて
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８月２４日生まれ
公園で風に吹かれるタンポポを 眺めて気付く弱者の強さ
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佐々一竹
清正公の築きしあげにし石垣を蟻一匹が登りつめたり
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詩月恵
妄想の夜の憂鬱 蹴っ飛ばす 新しい朝わたしにも来る
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詠み人知らず
とべるはずないのにどこかしんじててくだりざかではてをひろげている
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