うたの一覧 (カテゴリー：全カテゴリー 並び替え：新着順)
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山本克夫
やはり棘であることに気づき吐き出した言葉に驚くのでした
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山本克夫
テレビに余命二年と宣告しているアナログという右上の文字
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山本克夫
真ん中に背骨があってくらげとは違う生き物 ただよえぬ海
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山本克夫
「さあ、夏だ頑張ってくれよ」とぴかぴかに磨く入道雲製造機
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さる
ドクダミといふ名はだれがつけたのかあの白い花 可憐そのもの
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紫苑
ひとのよの陰知り初めば白といふ名に憧れし若き日のあり
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螢子
今日の日も朝から雨音聞こえたり葉月来たるや梅雨明けずして
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向日葵
午前五時十一分の「おはよう」を 君は知らずに朝を迎える
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向日葵
君と観たウゴウゴ・ルーガのルーガちゃんがグラビアアイドルになる程の月日
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向日葵
カーテンの隙間差し込む夏色を 誇示する陽射しに敗北宣言
1
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向日葵
敬虔な信者になれない罪深き私は図書館で祈り捧げる
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向日葵
眠れずに朝を迎えた理由など朝日はきっと溶かしてくれる
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佐々一竹
鞦韆がまだゆれている君はもうずいぶんまえに降りた筈だが
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佐々一竹
風鈴の音に誘われさくさくと知らない町を歩く愉しさ
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詠み人知らず
久しぶり 会った君に 言われた言葉 「らしくないな」に ハッとする我
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佐々一竹
戻り梅雨らしき週末つつがなく過ごそうとして文庫本読む
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笑能子
転寝の深き浅きに戸惑いぬ惰眠恋しき一瞬あれど
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リンダ
全身で拒み続ける間のあとにいきなり切れた携帯電話
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リンダ
奥深く隠したままの悲しみをぶつけた空が激しく泣いた
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リンダ
すれ違い届かなかった言の葉が夢の中でもはらはら揺れる
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