うたの一覧
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詠み人知らず
今日付けで取り壊される公園に隠した友の靴も消えゆく
5
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赤橙黄緑
寝苦しい真夜中そっと開けた窓鴉が鳴くのでそっと閉める
3
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赤橙黄緑
雲たちが隠してくれる天の川月はにこにこ見守っていて
2
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まき
離婚した夫の名など忘れたと 母は小さく舌出し笑う
2
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志慧
今ごろはセーラームーンだったはず エヴァンゲリオン観て食む夕餉
3
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まき
ずっしりと重い命は手のひらサイズ ああ、君は確かに生きてる
5
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竹本未來
新鮮な想い出としてつるつるの水羊羹に閉じ込める夏
23
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佐々一竹
まっ白い青磁の皿に桜桃がふたつ寄り添う梅雨明け間近
7
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竹本未來
きらきらと着飾るだけの恋愛に青いインクで終止符を打つ
14
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竹本未來
虹色の水玉が飛び交うような耐水性の夜が始まる
9
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竹本未來
晴れじゃない方が嬉しいせっかくのあなたと二人きりの今夜は
9
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白亜
逢いたいと 切なる願いを どれほどに 含みて川は 流れていくの?
8
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佐々一竹
銀漢の向かいの岸に立つ汝よ一年ぶりの逢瀬たる日は
2
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ほたる
信濃町、神宮球場、雨あがり。あの日の緑の匂いと君と
0
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水葉
今宵こそ ふたりつきりで居たいから ひくは薄雲ひそやかに星
4
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リンダ
短冊にぶら下げゆれる下心一枚どころじゃ足るはずもない
7
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水葉
照る月のその身あかしに立つ君を まつ帆の浦にておぼろとぞ思ゆ
6
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愚理倫
稀にみる蒼き夜空の七夕に 君に逢えしは彦星の祈り
2
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愚理倫
誕生日クリスマスには逢えずとも せめて今日だけ逢ひたし織姫
0
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紫苑
魔もの棲むうたの翼は吾れを抱き天に誘い地にも堕とせる
3
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