うたの一覧
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螢子
空の彩心の目にて見て走る朝は朝陽に夕は夕陽に
5
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十六夜
薄闇の 夏の終わりは 淋しくてまだもう少し 手をつないでて
1
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リンダ
喉元を流れるビールにそそられて背中の月が雲に隠れる
3
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まるたまる
本命は誰なのかしらと気にかかる にわか探偵覗くは闇か
4
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リンダ
山を抱く入道雲に覗かれて金茶の湯のなか足を沈める
10
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螢子
我もまたうたでしか想い告げられぬ聞く耳持たぬ人とならばや
5
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えびフライ
ふんすいのふりそそぐしたこどもらのこえみずおとにまけずひびけり
10
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螢子
古代より目覚めし「大賀ハス」の葉にモリアオガエルは命を繋ぐ
2
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リンダ
向日葵の堂々ぶりに遠慮して下向きひらく芙蓉に触れる
4
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浅草大将
誰か知る秋にありきもまたよしの山の眺めの桜紅葉を
7
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螢子
照りつける強い陽差しの中でさえ秋は確かに訪れている
3
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詠み人知らず
城下街 故郷を船で 下りけり 記憶にないが 懐かしき風景
3
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粕春大君
月のたつ夜はわびしけれ闇に臥しわが身ひとつを手枕にして
18
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浅草大将
月影の鳰照る湖を冴え渡り秋は夜長の三井寺の鐘
7
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ほたる
助手席にいる優越感と 少しだけ罪悪感あり。横顔を見る
6
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浅草大将
秋風や籬に集く虫の音も今宵涼しくたち勝りけり
7
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大河千紋
本能を殺めし理性は裏切りの色に染まりて桔梗と咲けり
7
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たんぽぽすずめ。
脱がされて隠れたい程 恥ずかしい仮面を作る のは人だけだ
5
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たんぽぽすずめ。
捨て猫のネオンを映す目に戻るごめんと言った 恥ずかしき我
5
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猿ノ丞狂介
春の夜の人ばかりなる鎌倉にかひなく立てり な来そケツ蹴る!
3
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