うたの一覧 (カテゴリー：全カテゴリー 並び替え：新着順)
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やながわ亜弥。
ワガワガと即撤去せよ 囚われの姫君なんて どの惑星のこと
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紫苑
あげて消し直しまた消し潰えたるうたのかけらは屍となりぬ
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羽
歌のない日々は寂しい倦みし夜も三十一文字に心をひたす
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falcon
泣きじゃくる弟なだめ帰る道幼き姉にコスモス揺れる
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falcon
あかしろの鉢巻き凛々しく風を切り走り来る子に湧く秋の声
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平 美盛
秋深し つるべ落としの 落日に 時に流れの 速きを思ふ
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鷹雪
眠ってる女子高生がもたれてもはねのけないけど優しさではない
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やながわ亜弥。
「隠します。見えないように埋葬を」化学物質風味のキケン
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やながわ亜弥。
頸を手に絞める力を止めたのは本の続きと酸素への餓え
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詠み人知らず
せっかくの休みに誰も家に居ず気合のこもった料理が泣くぞ
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詠み人知らず
週末に昼支度して娘待ち冷めたコロッケ夕日が照らす
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螢子
風に乗り木犀の香の漂ひて花探したる「其処にいたんだね」
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千紘
体育祭 今年最後の大トリは黒長法被で よさこいソーラン
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イマイ
工場の煙は雲と同化して層をまたひとつ厚くしてゆく
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やながわ亜弥。
左手に潜めてキスを ひびのある石の光りの石になる石
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たんぽぽすずめ。
茹で上げた蝶のパスタをさし出せばインコはしばし首を傾げり
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村木美月
手をつなぐことさえいつもむずかしい 触れた指先 時間よとまれ
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村木美月
しゃがみ込み泣き崩れた日黄昏に涙の屑が吸い込まれてた
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神谷あを
好きなもの全部あげるでも持って帰らないでね心にしまって
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神谷あを
陽も水も土も皆で分け合って花が咲いてる花は咲いてる
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