うたの一覧
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佐々一竹
解のない方程式に取り組んで袋小路に追い込められる
5
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佐々一竹
絶え間なく時計は動く戻ることのできない道を歩みながらも
6
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ほたる
君のその嬉しい顔が好きだよと囁く恋人、白い歯間近に
1
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たんぽぽすずめ。
スタートの線が来年消えてても指切りをしてここで描こうね
3
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かわのふゆき
吐き出されホームに立ちて人込みの川遡る鮭一匹よ
1
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竹本未來
秋の葉で有刺鉄線着飾る夜 言の葉紡ぐ月は満ちてく
14
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Kantの娘
疲れ果て一緒に居れば癒える事も今は甲斐なし秋ばかり行く
1
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螢子
人救うはずの宗教人殺め古よりつづく争いの種
10
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まるたまる
歌人に「軽い恋」などできるのか それならしない方がいいかも
2
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まき
草原にひとり佇む老人のひとみのなかの海 虚無 刹那
1
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浅草大将
霧のふる珠洲の港の朝ぼらけならぬ船出を夢に聞きつつ
6
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浅草大将
男女の川渡るも遠くなりぬらし誰かつくばの入相の鐘
4
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阿茅子
赤ペンでゆっくりバツをつけながらただいとおしく過ぎてゆく日々
7
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竹本未來
昭和へと記憶の土管くぐってみる かなしいほどの青がみたくて
10
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阿茅子
「本当は何も悲しくなんかない」あなたが横だとつい強がるね
3
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阿茅子
塵さえも輝く宇宙に生きるならあたしはここにいてもいいかな
4
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浅草大将
夜もすがら燃えもつくしの有明になほも消ゆるをしらぬ火の恋
9
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浅草大将
一筋にかくる思ひをひた人の映す水泡も時に揺らめき
3
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浅草大将
我が魂は恐れの山にさ迷ひて仏がうらを見ることもなし
4
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螢子
見えぬ糸に吊られているや桜紅葉くるくるくると宙廻りをり
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