うたの一覧 (カテゴリー：全カテゴリー 並び替え：新着順)
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ななひと
吸い取る。あなたの存在は、かすれた文字。遊覧船が廻るよ。揺れ曲がる、世界。
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ななひと
わたくしは盲目の疾走である。空に浮かぶピリオド。ウォッカの鋭利が喉を裂く。
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ななひと
響く雨四角い箱に閉じ込めてひとり濡れる世界は縮む
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詠み人知らず
私しか知らない君のいいとこを星が降るまで歌ってあげる
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笑能子
こつこつと一首一首を積み重ね惑える時の標に代える
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只野ハル
フレフレ不愉快ある雨の日に苛ついた音立ててばかバカ馬鹿
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只野ハル
今日は何の日ある始まりの記憶の日終りがあると思わなかった
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らるり
跳ね回り嬉々と漂うエアポケット天地反転雫は宙
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らるり
橙の光線グラス描きだす朝か夕かもわからぬままに
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らるり
疼くからひとりターザン満月の目くばせ流しゆらり家路へ
2
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らるり
秋風が吹き拔けきづくブラわすれ西日に惚け瞬きの闇
2
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市川ありさ
うたを詠むあなたへ恋の歌をよむあなたの恋の歌は哀しい
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市川ありさ
あの人の言葉で君の美しい壁が壊れてしまうのを見た
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詠人不知
生垣の 端境に立つ この身かな 沖つ風寄す 灘の白浪
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たんぽぽすずめ。
前向きな意思を持つまで棘が在る闇で出口を黙視していた
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詠人不知
からたちの 垣根に生ふる 実なればと 枳棘の裡に 凝る香のごと
2
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リンダ
一年で詠まれた想い繋げれば地球を何周回れるでしょう
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リンダ
いつまでも幼きままと思えると喜寿の両親、吾を案じる
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Kantの娘
雨音がすすり泣きにも聞こえして力なき身を悔いる真夜中
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まき
君がいる世界が終わる時 僕は しらないひとと くちづけをする
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