うたの一覧 (カテゴリー：全カテゴリー 並び替え：新着順)
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リンダ
半年の隙間を埋める大晦日、湯気立つ蕎麦を分け合いすする
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東娘
寅年がやってくるでえタイガースほな、そこから先は来年にする
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水葉
一年を切って煮込んで味付けて想い込めつつ重に詰めつつ
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阿房奈児
何となく、君に引き寄せられたられたんだ。 それでも、今は、確信してる。
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志慧
乗客は皆降りてる追いかけて寅年へはしれ走れ駅員
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メイ美
柳美里の新刊読み終え痂がとれたみたいな気持ち良さだ
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久哲
非常口の緑な人が座り込む年末年始休みの廊下
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久哲
平凡なあなたみたいなおじいちゃんみたいな暮れにしめ縄を結う
1
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久哲
しょうがないビルの中から突き抜けた観覧車さえすでにあるなら
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久哲
洗面所に落ちています排水口が懐かしくても許して
1
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久哲
十人の女の人が輪になって興味本位に地軸を囲む
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しろいろ
バスタブに埋めたひどく薄い皮膚（わたしとあなたをへだてるなにか）
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たんぽぽすずめ。
野の花を一つ見てれば魂が増えてくような気持ちの真冬
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山桃
上の句を詠みおるうちに除夜の鐘そこから先は来年にする
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悠々
貧乏と病に暮れたこの年はきみと二人で聽く除夜の鐘
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さる
さまざまのこと多かりき一年を送りてわれに悔ひの残るも
5
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日央
あたら世の暮るるさまを偲ぶれどあらた世さへも待遠しけり
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じゆん
錆びついた黄ばんだ腐ったカビ生えた すべてを無償で許せる夜だ
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山桃
大竹は空の高みをささ竹は地を掃く今年をしむ風に
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黒須牡丹
明日から俺はやるぞと言ってみる そこから先は来年にする
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