うたの一覧
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falcon
木の間洩る月の光に待つ宵の更けてかをれる白加賀かなし
12
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falcon
まだきより白加賀にほふ望月の春の光りとなりもこそすれ
9
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黒須牡丹
雨の日の渡り廊下に風韻のしたたりおちてゆれる前髪
4
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光源氏
黒髪に梅の花散るひさかたの天よりの使ひみだれつきなし
11
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向日葵
旅立ってななとせ過ぎた祖母の為花を手向けて心添わせる
2
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薫智
ワクチンで菌を抑えていけるなら欲を抑えるワクチン欲しい
6
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光源氏
散りしけるさくらの花に風たてば月に雲にも我はなりなむ
11
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薫智
日本酒は地域の個性溢れてる杜氏の想いを飲み干していく
5
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只野ハル
落ちて行く色鉛筆のその中の「黒がわたし」という君に
5
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光源氏
世の中にうづむる人の多けれどせめてはげめようぐひすのこゑに
7
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紫苑
おもて掛け舞ひ謡ふとき土を鋤き酒を汲む手に神宿るらむ
9
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只野ハル
屋根から降りたバイオリン弾きが帰ってく夕陽に長い影引いて
3
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光源氏
君のなき空しき戀の草枕結び絶えなむ冬の夕闇
7
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久哲
あくまでも船になるって真っ白なペンキに混じる髪が言うのよ
4
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光源氏
宵闇に降りしく雪のほどろにて今か今かと春を待ち戀ふ
7
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久哲
抜け穴に姫を押し込み逃がします なかなか抜けきれないよ世界は
1
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詠み人知らず
おだやかな寝息わたしが欲しかったものを抱き締め子等は寝る寝る
2
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詠み人知らず
曲がらねばよしと眺める子等の背の骨一列の清々しこと
4
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詠み人知らず
心から誰かを愛すひとがいる私にはない特殊能力
1
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久哲
先ほどは危ない所を「助けて」の用法違いを指摘くださり
4
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