うたの一覧 (カテゴリー：全カテゴリー 並び替え：新着順)
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ほたる
いつまでも引きずっている惰性あり。初夏仰ぐ恋の引き際
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粕春大君
山吹のうつろひゆくを惜しめるか蛙きこゆるこのみなくとも
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詠み人知らず
血と共に 闇棄てること できるなら この身をみじんに 切り刻んで
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詠み人知らず
信じると 決めたあの日は 遠けれど 止まらぬ涙は 信じたいから
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詠み人知らず
手を繋ぎ 歩いた足の 痛みなど 胸の痛みに 及びはしない
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詠み人知らず
呼吸すら できない程の 苦しさを 吐き出す場所は うたしかなくて
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虹雲
僧あまた声明太くうぐいすのさえずり和して彼岸へ渡る
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光源氏
しのぶれど色に出にけりわが戀は濡れてぞ露の紫陽花の花
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庭鳥
ジャングルに荷物がふたつ。朝寝するサイのつがいを覗くニンゲン
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庭鳥
落日に照らされながら河岸で寄り添っている草刈る親子
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浅草大将
見てはまたけしの夢こそからこるむ霧の高嶺に咲く青き花
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庭鳥
平原に落ちゆく夕日静かなる水面を朱に染め上げながら
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庭鳥
ゆらゆらと流れる大河水牛も鳥も草木も悠々とある
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光源氏
もがけども闇にさ迷ふうたかたの夢ぞ儚しかすむ弦月
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三沢左右
うちつけに散る霧雨にうはぐみてうち開くなり紫陽花の花
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ゆら
川を見て空見上げては潮を読む 私の癖がお里の風土
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三沢左右
いそのかみ降る春雨に酔ひうみてはるけき日べの空をぞ思ふ
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光源氏
一念で無明の闇を破りたれ吾が本願は西國にあり
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水島寒月
おかあちゃん小さく声に出してみん我れは幼のままであるべし
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リンダ
狂いゆく桜は散っていきなりの夏日続いて何かが溶け出す
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