うたの一覧
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リンダ
尾羽ひろげ求愛すれど叶わない孔雀の羽が哀しく光る
5
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芳立
ぬばたまの髪にまとへるうすべにの風おふそびら春をつれをり
10
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紫苑
抱きたまへ初夏の陽と風の手が髪に天使の環を描くひとを
19
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ほたる
膨らんだ蕾震わせ外濠に袴濡らしの冷たい雨降る
8
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紫苑
逝く日には凪を抱かむ今はただ荒ぶる風を持て余すとも
7
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庭鳥
皆の居るときにあなたが来たからね頷くだけで過ぎてしまった
6
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水葉
数滴の香りをのせて漂いてこの身包めよ安らかに抱け
3
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水葉
しらじらと明けくる朝の早きこと乾かぬ頬に目を射る如く
5
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浅草大将
また君の髪が伸びたら初夏のかがやく風にきっと似合うよ
39
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裕月
薄紅の雲のようだとつぶやいた君の頬にもほら桜色
2
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庭鳥
「どこ行ったかと思ったよ」旅の間もあなたの隅に在れて嬉しい
14
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庭鳥
二週間ぶりのバイトに出掛けたらなんとあなたが毎日出番!
5
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庭鳥
古のロッカートーク歌会を読み比べつつ吹き出してます
5
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垂々
量産が許されるのはビニールのぷちぷちシートで短歌じゃないの
5
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あみー
横向きに歩けばみんなほほえんで村上佳菜子みたいなあした
2
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庭鳥
低音のあなたの声が好きですが拗ねてる高い声で話して
6
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芳立
発情の素因の四肢の示威的な所作に硬化す瓶底眼鏡
8
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螢子
鶯の初鳴きを聞くこの朝洗濯干す手しばし止めん
8
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あみー
ゆでたまご南北に割りとんがった北半球をさきにほおばる
5
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螢子
雲雀啼きセキレイの来る春の田に姿なき雀何処にいかむ
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