うたの一覧
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さとうはな
キャンディー屋ウィンド見つめている君は人生の選択するよなよこがお
3
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芳立
ふく風にさきだつ浪とよせませば浮き名もさらに憂からざらまし
5
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捨丸
振り返る三六五ページの文字と言葉と日々の暮らしを
3
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捨丸
ひとがたにつもりにつもる寅年の穢れぞ捨てる晦日の夕
3
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薫智
キャンバスに直にスケッチしていけばもう完成で冬の大地は
9
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さとうはな
その肩の星座みたいなそばかすにプールのにおいも乾くくちづけ
10
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螢子
大つごもり除夜の鐘など聞きながら海老天のった蕎麦食む我が家
10
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紫乃
天からの白き妖精舞い降りて 見馴れた世界銀に染めゆく
9
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薫智
君のこと言ってた「ただの友達」とでも気づくんだ「ただの」じゃないと
11
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詠み人知らず
ねぇ雪が降ってきたよ綺麗だねビニール傘で相合傘しよ
6
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狭霧
寒燈の巷に響く拍子木の音の遠のく木枯らしの後
8
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たんぽぽすずめ。
駐車場 奥で眺める夕立に陽が射し思ふ遠き夜のルージュ
13
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あんて
忘れ物 教科書のような君のこと いったいどこに置き忘れたの
8
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山本克夫
風のような気がして振り向けば落葉がすこし寄り添い合った
2
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山本克夫
未知数をかぞえていたら彼方から夕日のような数学者くる
6
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山本克夫
許してはくれない棘が喉もとに出かかる声を突き刺すのです
6
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山本克夫
黒猫が今日の記憶をしなやかに悲しい屋根を飛び越えてゆく
2
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山本克夫
触れなくともギターの弦はのびてゆく夕日の影を追い掛けながら
5
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つやはき
庭の犬 部屋のレコード 壁飾り ずっと変わらず 年ごと新た
2
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さとうはな
まだ固きつぼみに歯を立て少年は まだ見ぬ前世を記憶をたどる
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