うたの一覧 (カテゴリー：全カテゴリー 並び替え：新着順)
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あんて
偽善だと笑いながらも募金する指の荒れてる君は善人
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さる
わが庭の椿あでやか咲き揃ふ節電自粛嗤ふがごとく
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みやこうまし
おおないに散りし命のいくばくか桜の散るに埋もれ涙す
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山桃
事無しと歌へる鳥のはたやはたやぶ知らざらばたたずむばかり
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まい
大好きな君が貸してくれたイアフォンから 胸に響く 歌と横顔
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まるたまる
言っていて嘘か演技か本当か解らなくなる歪む風景
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まるたまる
キャラ３「いい子」発動暴走後の虚無感と自己嫌悪感
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海生ろらび
砂利を裂き風を受けつつ天仰ぐ蒲公英みたいな人になれたら
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きりあ
図書館できみへの文をしたためて書架横に有る植木に結ぶ
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木村ぽて子
水曜日貴方に会えるの嬉しくて今日の指先深紅のネイル
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木村ぽて子
「いってきます」キスで貴方を見送って洗濯すれば新妻気分
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栞
桜にも劣らないほど鮮やかに開花してゆく二年越しの恋
6
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栞
あたたかな春の光とあのひとのくれた言葉がわたしを溶かす
1
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狭霧
清和月きたる土用の丑の日に老化防止の鰻とり召せ
4
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詠み人知らず
煙管嗜む女の許に集いたるは碧き猫接吻けを待つ隷属服うて舌を出さむ
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詠み人知らず
漣間遠に聴きたれば我の生まれし冬近し冱つる波にこの頸を預く
2
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詠み人知らず
くちびる視疑むる黎き眼に映らざりし歪む現の不純を識りけり
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薫智
ぐるぐると僕の想いをかきまぜる哀しみもまた喜びになれ
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ぐるぐるフルール
膨大な文字に埋もれる図書室の片隅で抱く初恋日誌
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光源氏
あひ見ねば袖ぬれまさる薄墨の心に染むる花の移り香
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