うたの一覧 (カテゴリー：全カテゴリー 並び替え：新着順)
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清家おにまる
夜もすがら花ぞふりゆく十重二十重埋もるる薄紅春の亡骸
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光源氏
しづしづと経を納むる行列に鎖大師は雨に艶めく
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澤部もりか
空っぽのままで何もかも捨てちゃって脈打つことだけ感じればいい
1
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柊子
恋文を 交はす時代に 憧れる誰でもいいの 交換したい
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水島寒月
あかときをつつぴつつぴと鳴く鳥のこゑ澄みとほる春は来にけり
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光源氏
夕暮れの辻説法の碑を見つめ妙の調べに憩ふ尼御前
10
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芳立
春めかぬ風にたれをや立待のおぼろ月夜のかげは震ふる
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水島寒月
つばくらめ縺れるやうに飛び交ひて葛飾真間に風光りたり
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柊子
溢れ出す この感情に フタをして君にだけには 悟られまいと
1
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海生ろらび
独り立ち校舎の裏の遅桜人に知られで 今乱れ咲く
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トーヤ
人間も光合成ができるって今日はなんだか沈んでるから
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トーヤ
見上げれば鉛色した厚い雲聞こえてくるは鳥の詩でも
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きさ
ほんとうは誰かにかまって欲しいのに一人が好きなふりをしている
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鈴木★
背が低い顔もいまいち不器用で運の良さまで奪わないでよ
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まるたまる
知られずに誰より紅く山桜咲くのも一人散るのも一人
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芳立
見おくれば花の筏をはかなめど末には春の絶えぞすまじき
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緋色
これまでと、これからの空 向こうには君、此処では僕が 夜を待つ
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きりあ
青年が通草（あけび）の花を思う日に夕焼けの中を飛び去る鳥
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卯月
この家で子は一歳になりました礼を述べつつ掃除機をかける
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きりあ
ルピシアの香草茶にはかなわぬが去年に育てた香草のお茶
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