うたの一覧
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ケンイチ
カーテンの隙より漏れる陰鬱を背越しに朝の珈琲を飲む
7
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詠み人知らず
父の顔 部長の顔に 夫の顔どれも愛しい私のオトコ
7
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詠み人知らず
穏やかで器の大きな男(ひと)が好きとどのつまりは私の夫
6
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在原紀之
休日を満喫されし恋人と相席になりて家路を急ぐ
3
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花梨
雨音と競いて鳴く雨蛙畦ゆく人は田の主を知る
3
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悠々
ニンゲンハミンナ淋シイ生キ物デモウヒトリノ自分サガシテルノサ
14
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ケンイチ
ひもすがら吹き風巻きたるみづうみは騒立ち今日は為す術もなし
9
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詠み人知らず
本を読み終えた時から決めていたひざには二度と顔を描かない
3
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詠み人知らず
雨粒がベランダの屋根に当たる音牛のつぶやき牛のつぶやき
1
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詠み人知らず
「人々」の「々」に属していたいとか自分で決められないんだった
6
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詠み人知らず
覚えても忘れてもいいよハンバーグする人のことはハンバーガーだよ
1
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詠み人知らず
わたしより最近うちに来たくせに洋服を着たうさぎのくせに
0
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埋もれ木
ひとりきり夜空に浮かぶ貴方なら私の気持ちわかるでしょうに
2
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薫智
君の眼は誰かを信じぬいていたその誰かには僕はなれずに
7
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詠み人知らず
虎の威を借りたつもりが、あらびっくり 虎さん実は着ぐるみだった!
2
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逢
折れやすいえんぴつのように嫌われることばかり上手になっていく
22
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只野ハル
国道の車の音が途絶えれば雀鳴く声電柱に聞く
8
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只野ハル
高速の休日千円終わるとてETCなき軽四だ
4
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只野ハル
ドアを開け降っているかとツッカケで外に出てみるどちらでもいい
2
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只野ハル
レースのカーテンガラス網戸曇り空何重にも閉じ込められ
3
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