うたの一覧
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京
ジョナサンに着てったワンピースで横になる公衆電話の数ひとつ
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たんぽぽすずめ。
もし君がベイブリッジから飛んだならすぐに追うって約束しとく
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透子
携帯に残るあなたの断片を集め抱いても足りるはずなく
2
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透子
逢いたくて遠いあなたに電話して声を聞いたらなお逢いたくて
2
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真山千展
いつ溜めた涙だろうかさらさらと排泄されるこの水分は
4
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岩崎純一(純星)
もろともにふたたび須磨の袖へだて閉ざしかたしや関守の影
4
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岩崎純一(純星)
旅のけの庵の茅に風ふきて同じばかりの面影ぞ立つ
5
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岩崎純一(純星)
いかにせん心づからのよその身は雪ふるさとに残る枕を
3
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岩崎純一(純星)
海ならぬ里の我が身をいかに見るや松のうきねに峰の白雲
4
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岩崎純一(純星)
この旅路身のこがらしは埋め来し吹き返す袖に月を連ねて
4
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紫苑
触れもえぬひと日の過ぎて暮れ方のいのち染めてむ爪紅の花
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たんぽぽすずめ。
七色の羽を手に取りこの胸は空へ飛び立つごとき涼しさ
8
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たんぽぽすずめ。
ドラえもん急行と着く新宿は未来の国の様な明るさ
7
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たんぽぽすずめ。
ベイブリッジからもしもあなた飛んだならすぐ追いかけるこれも約束
5
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真山千展
寒いから必要とされ暖かい夏にはいらなくなっております
2
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三沢左右
瀬に淵に見しもみぢ葉のしづみては妙しかるらし黎明の月
12
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falcon
つかのまの花火も消えて帰る道かたへにすだく虫は秋の音
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falcon
きえはつる送り火の空漆黒の無窮の思ひ殘りはてなく
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三連星
夏の日は無情なほどに駆けて行き我が恋の花の咲く暇もなし
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falcon
ゐづまひを直す上布の衣ずれの音のかそけき忘筌の席
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