うたの一覧
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みなま
子らが去りしこの家をまた我もさろう後悔のみが棲む家なれば
6
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しまじま
變らずと 文に連ねし 歴史人 問ひたまふや 鶴詠み終へむに
1
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しまじま
万葉の 詠み人知らず 今解きて 喜びあらば 嘆きもあらむ
1
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たえなかすず
あと何度夏に泣くのかショルダーのバッグくるくる廻して無邪気
1
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たえなかすず
交差点渡りきる前ユニゾンを電車がすべりはじめる前も
1
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たえなかすず
一生で一回きりのキスしよう激辛ホールズふたつ舐めつつ
4
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たえなかすず
ペディキュアの親指だけが剥げていた 夢は何度も塗りなおせるよ
2
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たえなかすず
限りある未来の気配がしたのかい?マックシェイクを咳き込んでいる
1
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舞
小春日の何事も無く過ごしゆく妻ものたりと吾ものたりと
12
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芳立
あかねさす紫きのこ人並みに生えてしまつた貴様の頭
4
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舞
空高み秋の晴日の雲一つ動かぬほどの朗がらかな午後
3
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みなま
あの日まで夢であえたらうれしいと願ったあの日までの恋しさ
7
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みやこうまし
時雨とも呼べるか夜半の強き雨明けて枯れ葉の庭に散らばる
6
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大獏
荒れ狂う豪雨の最中歩くのか罪びとのごと蝙蝠の影
5
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大獏
百花舞う都に住みて浮かれをり野辺の花さへかくも美しき
5
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紫乃
近頃は耳いっぱいに「らぶ」で埋め歪んだ乙女気分に浸る
3
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紫乃
瑞々しいと表されるほど清い十代なんて実は幻想
1
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紫苑
いくたびの驟雨か澱の流されて地表に映る咎びとのかほ
13
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くりくりまろん
玉のよな子と寿きつ願いしは玉鋼より刀剣の出ず
1
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真山千展
わからないわからないままそのままでいいと思った瞬間の顔
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