うたの一覧
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和
一度だけ約束破り渡されたハンカチがある 証想い出
1
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和
今度逢う時はけものになりそうで躊躇っている心を騙し
1
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さる
紅葉の気配さへ見ぬななかまど 庭の楓のみ紅く染まりぬ
4
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紫苑
一輪のマリゴールドの蝶なりき朱鮮やかに花壇より立つ
14
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詠み人知らず
吐く息のわかちがたさのこんなにもあいしているとシーツの皺が
3
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蒼井 月子
木洩れ日に脚をなくした蟷螂の それでも我を威嚇する性
13
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ゆみうさ
脱がされてまた素裸にされている愛され尽くす何千回でも
10
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詠み人知らず
モチベーションという語をつかいつつじりじり逃げる核心部から
2
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詠み人知らず
乱暴に頭を拭いているひとの腕をしばらくみている昼に
5
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ゆみうさ
足指に塗ったぺティキュア赤い色 あたしをもっと愛する為に
11
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浅草大将
破れ舟の我から沈むすべもなくただ漂へり世を憂みの果て
16
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せいか
大中さん西村千里に宇沢さん 夕風打ち水よみがえる友
1
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みなま
遠い日に償われ許す裏切りのあとはそれでもいまでも攣れる
7
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葵の助
砂かけるババアじゃなくて息子らは真の妖怪母は完敗!
4
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紫草
吾一人淋しき時のもみぢ葉の 紅の色こそ深く染み入り
14
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紫草
生きにくし思ふ世の中ひと筋の 道を辿りて恥づることなし
8
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山桃
色をなみ小野のわたりの秋風の君嘆かへば末葉もみぢす
7
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みなま
お義父さんに可愛がられていたつもり?言い放つ女の面ただ視る
7
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沙枝
最初から何か違うを繰り返しこの洗濯機もう二十年
4
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みやこうまし
御所の杜椋の実食みて終戦の飢餓を思えリ飽食の今
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