うたの一覧 (カテゴリー：全カテゴリー 並び替え：新着順)
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うすべに
散り敷いて色をふかめるやえざくら 少女ふみ行くくれないの雪
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しきしま
花もなく空さへ薄き川の辺にそよと風吹く春の夕暮れ
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滝川昌之
定期券持ち始めたり無くしたり行き先変えたりそれぞれの春
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ユパ
杖見せてこれもおしゃれと散歩する友とならんで歩み落として
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御宿川蝉
春光に 大理石像 輝けど 寂しく立ちぬ 楊貴妃ひとり
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真岐
恋すれば一夜を千歳と待つ我はひとときだにも恋はぬことなし
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広葉樹
ぬか雨にぬれ染む青葉しめやかに琵琶湖疏水を若鮎のぼる
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へし切
青々とくさぐさ生ふる野辺見れば ひそやかに咲く 名も知らぬ花
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葭堂
口開く 戦没者の母 終戦忌 皆平和にと 言葉重たや
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葭堂
菅公の 太宰府までの 道中に 残る逸話に 人柄忍ぶ
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ハーコット
あの娘とはリスケリスケのすれ違い 変わらず貧乏財布も時も
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悠久
歳重ね 知り得ることも 多けれど 失うものは なおまさりけり
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なりあきら
夜明け前 聞こえてくるは 風の音 ああ待ち遠し 山ホトトギス
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舞
ひと冬を越せぬ木朽ちて幾く片か手向けと添える桜木の花
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び わ
碁大会五月に予定参加する負ける修行を切り替え勝ちに
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茂作
少しだけひかり淡きと願ふかな さすれば近しいにしへの夜
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こるちぞう
今は夏醫師に聞かれて云ふ母のななえやえはな諳で山吹
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悠久
奮発し デパートで買いし 曲げわっぱ 愛妻作る 中身劣らじ
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三條
隕石が落ちても地球が滅んでもスマホを見ながら死ぬんでしょうね
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三條
人生は秒刻みなのわたしたちデジタル世代のわかものだから
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