うたの一覧
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海野 冬雪
夕焼けや日ごと刻ごと重ね落つ 八万年の彗星どこだ
1
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蓬莱Lu天
「異教徒の略地平定成し遂ぐ」と 爾來電報杜絶ゆ 秋月
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松本直哉
かろやかに走り抜けたり太陽のコロナのやうに髪なびかせて
5
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滝川昌之
草野球の少年ごとき笑みをしてメジャーリーグの大男たち
15
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痴光山
音消してつけ放しのテレビをふと見れば 相も変わらず「食べるシーン」よ
3
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秋蒔こむぎ
風吹いてあの日教えてくれたこと思い出すより先の草の香
4
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蓬莱Lu天
貳丁目の虹色カクテル晝休み云はれた「レズ!」と呑みほす ゑぐい
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詠み人知らず
あの時に聴き耽っていた歌流れ僅かに痛む消えた青あざ
3
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ななかまど
畑仕事おわりしあとに憩うのは亡母が好みて座りしところ
13
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へし切
散らし雨 道ばた染めて金木犀ひらりひらりと 落ちても香る
11
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茶色
長い夜ひとり聞き入る恋語りあふれる想い月に見透かされ
1
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茶色
帰る車中西に名残りの夕日見て東に淡い月を迎える
1
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茶色
人情味あふれる表情と声を持つ名優突如天に召されて
1
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トウジさん
手鏡に己うつして嘯けば年取ったねと亡き妻の声
5
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Aquarius
岡山の葡萄つぶらやパリ五輪すっかり疲れ切って走れません
1
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Aquarius
ラーメンの汁が飲めない口惜しくて買わなくなったねぎみその逸品
1
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恣翁
手の甲を 額に思はず翳しけり 雲の隙間ゆ 低く陽射せば
11
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舞
音もなく小細雨滴る朝冷えにひととき冴える秋桜の花
8
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茂作
かくまでも黒く澄みにし色やある 十五の少女戀のまなざし
10
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び わ
ゴウヤ様全て始末しゴミに出す家族の健康あなたのおかげ
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