うたの一覧 (カテゴリー：全カテゴリー 並び替え：新着順)
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詠み人知らず
気に留めて寡黙なる様知り得てもひかり遮る冬雲の如
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舞
仏像の慈悲の笑みとか蘊蓄を聴いてくれてる君の微笑み
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Aquarius
哲学は世の矛盾から発生し決して答えの出ない学問
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Aquarius
作業着を着れば仕事と二人連れ臆すことなくどこでも行ける
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び わ
家内から貰ったチョコを口に噛み難聴耳鳴り楽しく研究
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Aquarius
本当に矛盾だらけのこの世界君だけに構ってはいられない
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Aquarius
外見で判断するなと言うけれど面倒だから見たままでいい
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ひな ろくろう
電飾の頸環の犬を目にしたる保護犬ひなは毛を立て怒る
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ひな ろくろう
別れたる夫婦なりしが歌集では同じページに竝びて載れり
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茂作
この苦み愛でる齡や蕗の薹 天ぷらもよし和へ物もよし
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こるちぞう
鯖干もの燒くガス臺の火加減に押すやボタンの譯も分からず
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横井 信
ポケットの本の重みを確かめてぐっと踏み込む冬の階段
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夕夏
かふんしょうくしゃみさんかいころなかにますくはずしてあてはずれなむ
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わかばみち
髪の毛は泳げるんだと一本を湯船に浮かべ眺む幼な子
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うすべに
あかつきの闇にほのめく梅の花 鳥のおとずれ朝焼けに待つ
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ハーコット
寒空へ無邪気に放つ「どっこいしょ」 風の子たちがソーラン舞いて
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三條
ポケットにチープな救いを詰めこんで地獄の道も軽々と行く
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鞘森天十里
真冬日の猫の重みとぬくもりと布団の中でとろけたからだ
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詠み人知らず
海原 八重の潮風わたり来て 海士に彫られし皺を深めむ
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千葉 甫
鴉らの忙しく交わしている声を聞きつつ覚めて雪の積む朝
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